2.熱帯魚の飼い方

買いに行こうと思うのですが・・・

実際に魚を買いに行きますが、できれば専門店で買いましょう。器材に関してはどこで買っても同じ商品ですが、 魚は店によって管理状況が違う為、ちゃんと管理されている専門店の方が多少高くても結局は安くなる方が多いようです。また、お店の人のアドバイスも的確で、 安心度が違います。また、最初から多数の魚を購入せずに、最初はテストフィッシュとして10匹程度入れ、 水槽の状態を見ながら少しずつ数を増やして行く方が病気等のトラブルにも対応できて安心です。
それと、水槽設置直後に魚を入れようとする方が意外と多いです。詳しい理由は器具編の2や6、10で説明していますが、 絶対に水槽設置&ろ過装置稼動開始後1週間以上は期間をおいて購入しましょう。 また、出来れば設置時に市販のバクテリアを使用してバクテリアの繁殖を促し、 水槽内にある程度の汚れが出ても十分に分解される状態になってから魚達を入れてあげましょう。

魚を選ぶ時の注意点

白点病 魚を選ぶ時には状態を良く見てから選びましょう。下記の条件が一つでもあったらその品種の購入は止めておきましょう。

・体表に病気と思われる白や黒の点が付いている
・目が濁っている(病気の可能性)
・極端に痩せている
・泳ぎ方がおかしい
・背が曲がっている
・ヒレがボロボロ(病気の可能性)
・異常に発色が悪い

また、入荷後数日は魚の状態が安定しない為、入荷日を店員さんに聞くことも忘れないようにしましょう。 また、魚同士の相性もあるので分からない事は恥ずかしがらずに店員さんに聞きましょう。

初心者向けの魚は?

初めて熱帯魚を飼うお客様から「どの魚を飼ったら良いですか?」と聞かれます。お店には様々な種類がいますが、初めての場合は 小型〜中型魚の購入をオススメします。理由としては比較的安価で短命な事(生涯飼育がし易い)、 多少弱い面を持っている事などが挙げられ、熱帯魚飼育のノウハウを勉強するにはうってつけだと思います。
また、水槽に入れる数ですがネオン・テトラなどの小型魚であれば1gに1匹を目安として計算しましょう。 例えば市販の60cm水槽だと水量が57gなので最大57匹は入れられます。ただ、これはあくまでも目安なので、 慣れないうちはこの数の約8割程度の匹数を入れた方が無難だと思います。
種類についてですが、中でもやはりネオンテトラ(50円〜)、資金に余裕があればカージナルテトラ(150円〜)がオススメでしょうか。 色々な種類を入れるのも賑やかで楽しいですが、主役と脇役なる2種類の魚を7割、2割の割合 で入れ、残りの1割を別種にした方が見た目にもすっきりして綺麗です。オススメの魚達を値段帯別に紹介しました。(下の写真をクリックして下さい)

安くて綺麗な魚達
〜150円の魚
少し高いがそれだけの価値がある魚達
〜300円の魚
お高いが、絶対満足出来る魚達
300円〜の魚
珍カラって何だろう?
特選小型美魚

魚を買って来たら・・・(魚の入れ方)

袋をうかべませう 酸素を入れた袋は水温さえ管理出来ていれば24時間程度はそのままでも大丈夫です。でもせっかく買った魚達なので、 出来る限り早く水槽に入れてあげましょう。魚を移す時に”急激な変化を与えない事”が大事です。特に水温水質(特に酸性、アルカリ性を示すペーハー値)には十分注意しましょう。まず、水槽に袋ごと浮かべておき(右写真)、 30分〜1時間程はそのままにして袋の中の温度と水温を同じにします。 次に十分な時間をかけて袋の水と水槽の水をブレンドし水質の急変を避けますが、その方法は2通りあります。

袋の口を捲りませう 1.袋に少しずつ水槽の水を入れては5分待ち・・・
ビニール袋の口を(長袖シャツを捲る要領で、左写真参照)捲ります。そうすると捲った部分に空気が入りって浮き輪となり、袋の口が水上にある状態で浮かびます。 そして、水槽の水を少し袋に入れては5分ほど待ち・・・・・・を1時間ほどかけて繰り返します。 最初袋に入っていた水の量が倍程度になったら水質の差も小さい筈なので、後はゆっくりと魚達を水槽内に入れてあげます。 心配であればもっと水槽の水を入れてから水槽内に移しましょう。

面倒ですが安心の方法でせう 2.バケツ&エアチューブを利用する
大きい魚を1の方法で入れようとすると、問題がある時があります。例えば魚が大きい場合、袋の中が酸欠状態になってしまったり暴れて袋から出てしまう・・・ などです。このような場合はいったん魚をバケツなどに移し、バケツ内にエアレーション(ブクブク)を使用します。 次にエアチューブを利用して水槽内の水をバケツにポタポタと1時間間程時間をかけて入れ、バケツ内の水量が倍以上になったら水槽内に魚を入れます。 尚、ポタポタ入れる水の量の調整は分岐コック(150円位)を使用すると簡単です。

どちらかの方法でほとんどは問題無く魚を入れる事が出来ますが、最低でも自宅水槽の水質(主にペーハー) は知っておくと何かと良い事が多いです。実際、水温とPHが同じならばほとんどの場合は水合わせをしなくてもOKな程。計り方は市販の試薬を利用するか、 ショップの人に水槽の水を持って行き、計ってもらっても良いでしょう。

本当の裏技!?
店番をしていると様々なお客様がいらっしゃいます。どのお客様にも同様のサービスを!!と思いながら接客していますが実際にはいつも買って頂くお客様の方にサービスしてしまいます。人間ですので仕方が無いのですが、常連さんの水槽がどのような水槽か良く分かっているからこそサービスがし易いのです。逆に言えばお店の人に自分の水槽を知ってもらうとサービスやアドバイスをして貰えると言うことです。実際、始めて来られたお客様で「魚が死んだ原因を教えて下さい」と言われても、使用している器具、状況などが本当に詳しく分からないと的確なアドバイスが分からない時があります。ですから魚は出来るだけ1店で購入し、分からない事は恥ずかしがらずにお店の人に何でも尋ね、店の人と友達になる事が本当の裏技なのかもしれません。