熱帯魚編 その3

購入に注意が必要な魚達

時々お客様から「魚を引き取って欲しい」と連絡を頂きます。本来ならば責任をもって最後まで面倒を見て欲しいのですが、やむを得ない場合もあります。 少しでもこのような事がなくなる様、よく考えてから魚を購入するようにしましょう。 引き取りの依頼が多い魚達を挙げてみました。 飼育が不可能になる理由も書いてありますので購入したいと思っている魚がありましたら十分に検討してみて下さい。

◆大型魚
アロワナ シルバー・アロワナ
引取り依頼が非常に多い魚です。長生きする上に大食漢なので餌代を出せずに・・・ とか  もう飽きたので・・・  と言う理由が多く、また性格もやや荒いのでトラブルメーカーにもなりやすいです。 特にシルバーアロワナは安価なので、軽い気持ちで購入される方が非常に多いのはショップにも問題が・・・

レッドテール・キャット レッドテール・キャット
小さい時は愛敬のある姿で非常に可愛いのですが、大食漢な上に性格も非常に荒く、体調も最大1mを超えます。 更に夜行性のナマズなので、夜に暴れて他の魚にちょっかいを出しまくる事も多々あります。 水族館に行くとこの魚が多数いたりしますが、その多くは飼育出来なくなって持ち込まれた個体だそうです。

ガー・パイク ガー・パイク
成長スピードが比較的遅いのですが非常に寿命が長く、最終的には他の魚同様最低でも150cm以上の水槽が必要。 低温での飼育が可能で、琵琶湖では捨てられた個体の自然繁殖が確認されており、環境問題となっています。 気が荒い大型魚の中では穏やかな性格です。

ピラニア ピラニア・ナッテリィ
獰猛な性格で知られるピラニアも引取り依頼が多い魚です。基本的に単独飼育なので、「あきちゃった!」と言う理由が多いみたいです。 安価な品種は60cm水槽でも生涯飼育が可能なので、飽きっぽく無い方はどうぞ!

大型になる一部のプレコ セルフィン・プレコ
セルフィンプレコは安価で丈夫、しかも良く苔を食べるので多くの方が購入します。が、意外に成長スピードが早く、 餌に慣れると苔をあまり食べないので引取り依頼が非常に多いです。ただ、大型魚を飼育されている方が欲しがるので、 大型魚を扱っているお店では引取り大歓迎!?

◆意地の悪い魚達
エンゼル・フィッシュ ワイルド・エンゼル
予想以上に大きくなり、場合によっては小さなネオンや赤ヒレなどを食べる事が稀にあります。また、名前と裏腹に 性格はやや荒いでく、特に繁殖期になったペアは他の魚を一切近づけず、テリトリーを確保しようと他の魚を追いかけまくりますします。

グラミー全般 パール・グラミー
小さいサイズで売られていますが、全長が10cmを超える品種も多く、「水槽に対して大きすぎるから」と理由で引取り依頼があります。 そうならない為にも6cm程度で成長が止まる”ドワーフ”系統の品種をオススメします。

要注意な小型魚 ペンギン・テトラ
小型のカラシン類などにも気が強い魚は沢山います。しかもその魚達はお店で普通に売られてたりするので、 購入には注意が必要だったりします。ここでは、そういった魚達を紹介します。(右画像をクリックして下さい)

◆簡単に増える魚達
優雅で性格も温和なグッピーやプラティですが意外と引取り依頼が多いです。と言うのも状態が良いとどんどん子供が増えてしまい、 収拾がつかなくなるからです。でも、人気のある魚ならば大抵はお店で引取ってくれるでしょう。

グッピー モザイク・グッピー
卵胎生である為、環境が良ければバンバン増えます。計算すると1日に1匹の割合で増える(あくまでも全て健康に育った場合)ので注意が必要。

エンゼル・フィッシュ ワイルド・エンゼル
繁殖に多少の手間が掛かりますが、一度に200匹近くの稚魚が生まれます。出来るならば同品種のペアで殖やす計画をし、 後々引取ってくれるショップを探しておきましょう。

◆生息域が違う魚達
汽水域の魚 アーチャーフィッシュ(鉄砲魚)
河口付近の汽水域(塩分を含む水域)に生息する魚は比較的丈夫で、慣らせ真水でも育成可能ですがやはり不安はあります。また、 性格もやや荒い品種も多いので、弱酸性を好む南米産の魚との混泳はまず無理と思った方が良いでしょう。

フグの仲間 八の字フグ
汽水域に生息する品種は真水での育成が困難です。また、淡水飼育する品種であっても、水草や他の魚のヒレを齧る事が多々見られますので、 基本的には単独またはペアでの飼育となります。

アフリカ産の魚 アーリー
アルカリ性の水に生息しますので、弱酸性を好む南米産の魚と混泳出来ません。しかもアフリカ産の魚はほとんどがシクリッドなので気が荒い!!

要らなくなった魚達・・・(魚が死んだら)

要らない魚が出て来た時、まず最初にしなければならない事は「魚に謝る事」です。厳しい言い方になりますが、 飼い主としての責任を果たせなかったのですから仕方がありません。十分に反省して2度とこのような事が起きない様、肝に命じて下さい。処分の方法ですが
 1.引取り先を探す
 2.残念ですが殺してしまう
の2通りしかありません。方法1の引取り先は友人か、仲の良いお店に行って事情を説明し、引取って貰うか、お店のお客さんを紹介してもらいましょう。 また、お店の中には幾らかで引取ってくれるところもあるので探してみてはいかがでしょうか・・・
方法2の場合はかわいそうですが燃えるごみとして出すのが適当です。ごみの日まで日にちがある時はビニール袋に入れて一時冷凍庫に保管しておきましょう。
尚、間違っても近くの川などには流さないで下さい。近年、ブラックバスの帰化が問題となっておりますが、 熱帯魚も同様で琵琶湖ではガーパイクの自然繁殖が確認されていたりもします。くれぐれも無責任な放流は止め、責任ある飼育をして下さい。