アロワナについて

品種紹介

シルバーアロワナ シルバーアロワナ 全長:100cm以上、分布:アマゾン川全域
安価(1500円位〜)で流通量も多く、アロワナ飼育の入門魚として飼育される事が多い。 しかし、サイズが大きくなる上に大食漢なので大きくなってから手に余る事が一番多い品種でもある。アロワナはどの品種でも餌代は大して変わらないので、 金銭的に余裕があるのであれば他の品種の方をお勧めします。

ブラックアロワナ ブラックアロワナ 全長:60〜90cm以上、分布:ネグロ川
幼魚は色が真っ黒ですが、成長に伴い少し色褪せてしまいます。シルバーに比べるとサイズはやや小さく美しいのですが、 水質に神経質な面があり、なかなか大きくなりません。値段は5000円程度〜で流通量はまずまずです。

ノーザンバラムンディ プラチナノーザンバラムンディ 全長:50cm以上、分布:オーストラリアなど
オーストラリアに生息するアロワナで性格は荒い。シルバーなどと体型が違い、人気はあるのですが、 価格は8000円程度〜とやや高いです。流通量はまずまずですが、スポットタイプはあまり流通していません。

アジアアロワナ アジアアロワナ 全長:60cm以上、分布:東南アジア
大人気のアロワナで価格も2〜何百万円とバラバラ。中でも一番安いのはグリーンアロワナ と呼ばれるタイプで、色合いはシルバーにややグリーンが入った感じです。現在は赤や青紫になるタイプが人気らしいですが、 非常に高価な為に注文販売のみされているお店などもあります。

アロワナ飼育に見られるトラブル

数ある大型熱帯魚の中でもっともポピュラーなアロワナ。ここではその魚に関するトラブルをまとめてみましたが、 中には飼育者の認識不足が原因である場合もあります。非常に大きく、長生きし、餌代も馬鹿にならない魚達ですので 責任を持って飼育しましょう!!

水槽が狭くなった!!
お客様から「普通の90cm水槽でアロワナを飼育できますか?」とよく聞かれます。つまり90cm×45cm×45cm水槽で 生涯飼育が可能かと言う事ですが、正直言ってあまりオススメできる環境ではありません。何故ならアロワナは全長が60〜90であるのに対し、 90cm水槽は奥行きが45cmしか無い為です。魚が30cm程度のサイズであれば問題無いのですが、ある程度成長してしまうと ターンがし辛くなり、最悪の場合には健康な成長が妨げられて背骨が曲がるなどの障害が発生して死んでしまいます。 実際に飼育されている方も多いとは思いますが、出来れば奥行きが60cm以上ある水槽(90cm以上)を準備してあげましょう。 特にシルバーアロワナはあっという間にサイズが大きくなる上に大きい個体はショップでも引き取ってはくれません。各自責任を持って購入&飼育して下さい。

アロワナのヒレが裂けます
大型魚用ストレーナー ヒレ裂け アロワナのヒレが左写真の様に裂ける事があります。右写真の個体は他のアロワナに追われてなってしまったのですが、 単独飼育しているのにヒレが裂ける事も場合もあり、ほとんどはポンプや流木などにに引っ掛けたりぶつけたショックで裂ける様です。 左の写真はお店の1m80cm水槽に設置してあるレイシーポンプです。通常、パイプを使う所をホースに交換し、ヒレで弾いても力が分散する ようになっています。こうすると魚自体も傷付きにくくなりますし、ポンプが外れるという事故も減ると思いますので一度試してはいかがでしょうか? ホースは水替えに使用する物か、外部式フィルターのホースを使用し、ホースバンドなどで固定すると良いでしょう。その他、 流木なども入れない方が魚は傷つきにくいみたいですね。

ヒレ裂け&解け
グリーンFゴールド 大型魚は生餌を与える事が多い為、水の酸化が非常に早いです。バクテリアによって“汚れ→アンモニア→亜硝酸→硝酸塩”と変化した最終物質である硝酸塩が 溜まる為ですが、これが溜まり過ぎると急激なペーハー(以下PH)低下を起こします。 水替えをサボった水槽ではPHが3近くに下がる事もあり、それが原因で目が白濁を起こしたり皮膚がただれたり する事があります。ですが、それ以上に怖いのがその対処法の間違いで、知らずに急激な水替えを行うとまずPHショックを起こします。 PHショックとはトラブル編その7でも紹介した通り火傷の様な症状で、粘膜がただれたり、眼が白く濁ります。 治療に関してはグリーンFゴールド等の細菌性治療薬を薄く(規定量の4分の1以下)入れますが、 程度によっては手後れになりますので水替えは必ず定期的に行う事、万が一サボってしまった場合には急激な水替えは絶対に避け、 まずは3分の1だけ時間を掛けて水替え。その3日後にもう一度3分の1替えるといった具合に少量ずつ数回に分けて行うと良いでしょう。

目タレ
目タレ アロワナに良く見られる症状で、眼が下を向いてしまいます。手術での治療は非常に困難である為、これを防ぐには常日頃の飼育環境に注意しなければなりません。
この症状は餌や混泳魚など、下に興味のある物体があるとなり易いようです。つまり、魚が下を見ない様にすれば良い訳で、 “水槽の位置を下にして上に興味を持たせる”、“水槽上にボールなんぞをぶら下げておき、風で揺れるようにする”、“餌を残らない様に与える”、 “単独飼育する”など対処法はありますが、どれも決定力に掛けます。個人的には「眼は下がる物」と割り切って いますのであまり気にならないのですが、どうしても嫌だと思う方は色々試してみて下さい。(合わせて有力な対処法もお待ちしております)

エラめくれ
エラ蓋の片方または両方がめくれてしまう症状で、水質に問題がある場合に発生しやすい様です。 PHやアンモニア濃度を測り、問題があれば水替えやPHを下げて対応し、問題が無くても3〜7日毎に水替えを行っていればあっさりと直ったりします。
症状が長引き、完全にめくれてしまうと手術以外に治療は困難です。水槽内に麻酔(FA100)を入れてから取り出し、 火で消毒したハサミでめくれた部分をカットします。その後、薄くグリーンFゴールドを入れた水槽に戻せば自然治癒して行きますが、 麻酔の量を間違えると☆になってしまうのでショップの方に相談してから行うと良いでしょう。 ちなみに私は手術を行った事が無いのでこれ以上詳しい説明は出来かねます、ご了承下さい。

イカリムシ・ウオジラミの発生 ウオジラミ(ピンぼけ) マゾテン
イカリムシとウオジラミ(右側写真)はアロワナに寄生する生物で、ほとんどが生餌(金魚やザリガニなど)から移ります。 ショップによってはちゃんと薬浴させた金魚を売っていたりもするので、出来る限りそういった物を選びましょう。 万が一発生してしまった場合には魚を水槽から取り出して、濡れたタオルで包み込みながらピンセットで取り除く。 又はマゾテンなどの薬品を入れて治療します。マゾテンは魚にとっても負担の大きい薬品 なので使用に関してはショップで十分に説明を受けてから使用しましょう。

餌の好き嫌い
金魚、ザリガニ、クリル、配合飼料、ワーム、ハンバーグ、冷凍赤虫、生きエビ、わかさぎ、マウス、コオロギなど・・・ 現在では様々な餌が販売されています。それぞれメリット・デメリットがありますが、基本的には“常に購入できる”、 “財布に優しい”、“ストックが可能”な物をバランス良く与えるのが良いでしょう。 個体によっては好き嫌いがありますので出来る限り管理がし易い餌に慣らしておくのもポイントです。 余談ですが、金魚は尾びれが割れている個体の方が泳ぎが遅く、大事なアロワナが水槽壁に頭をぶつけにくくてオススメです。
様々な餌を食べるようにするにはサイズが小さいうちから慣らした方が良いです。 親になってしまうと頑固になるのか興味の無い餌には見向きもしません。また、与えた事の無い餌を食べさせるにはしばらく 餌を抜いてからその餌だけを与える、今まで与えていた餌と混ぜてから与えるなどの方法がありますが、 個体によっては非常に頑固な個体もおりますので様子を見ながら各自チャレンジして下さい。

混泳の注意点
ダトニオ、淡水エイ、ポリプテルス、オスカー、プレコ、ナイフフィッシュ、ガーパイク、レッドテールキャットetc・・・ 30cm以上の魚であれば大抵の種類は混泳可能です。ただ、上手く混泳してくれる事もあれば、 どちらかが死ぬまでケンカする事もありますのでこればっかりは運の要素が大きいかもしれません。
それでも混泳させるのであれば大きさに注意する事である程度上手く行く確率を上げられます。 出来るだけサイズを同じにする事はもちろんですが、魚種によって成長スピードも違うので、 成長が早い種類は他の魚よりも少し小さいサイズを購入した方が良いでしょう。また、ナマズの仲間は口が大きく夜行性である為、 昼間は仲良くても夜はナマズの独壇場となり、他の魚が致命傷を負う事もありますので特に注意しましょう。
最後にプレコについてチョット書きますが、くれぐれもアクリル水槽にロイヤルプレコを絶対に入れないようにしましょう。 ロイヤルプレコは他のプレコに比べて歯が異常に硬いので、アクリル水槽だと傷がバンバン入ります。“苔食い”兼“観賞用”としては大人気種ですが、 これだけが欠点ですね。
レッドテールキャット ポリプテルス・オルナティピニス ダトニオ ガーパイク ロイヤルプレコ
左からレッドテールキャット、ポリプテルス・オルナティ、ダトニオ、ガー・パイク、ロイヤルプレコ