ディスカス(飼育方法)

ディスカス購入に際して

まず、入荷直後の魚の購入は避け、最低でも1週間はお店でストックした個体を選びます。入荷直後は病気を発生し易い為ですが、 1週間程度ストックする事で魚の体力回復や日本の水に慣れるなどメリットも大きい為です。また、色々なお店から魚を買うと思わぬ病気が発生しやすくなりますので 出来るだけディスカスに詳しい1店舗から購入した方が良いでしょう。特にホームセンターで売っている 特価ディスカスは病気、管理の面から言ってもあまりお勧めできません。財布や好みと相談しながら気に入った品種を決めますが、以下の点に注意して下さい。

1.黒くなって粘膜を出している個体がいる水槽は避ける
病気の可能性が非常に高いです。特に幼少期の魚は病気になる事でその後の育成に影響を及ぼしますので絶対に購入は避けましょう。 また、痩せている個体が多数入っている水槽も要注意です。
2.奇形に注意する
目が欠けていたり、鰓蓋が短い、ヒレや顔が曲がっている個体が時折見られます。 色や柄だけにとらわれず健康な個体を選びましょう。また、体に対して目が異常に大きい 個体は100%成長不良で大きくなりませんので注意が必要です。
3.柄が出ている大きい個体を選ぶ
6cm程度の大きさで柄が出すぎている個体は成長不良の可能性が高い時があります。また、大きくて気の強い個体ほど 綺麗になり易い傾向がありますのでお店の人と相談しながら選んでもらうのも良いでしょう。
4.サイズを出来るだけ合わせて数をまとめて入れる
ディスカスは性格が悪く、10匹入れれば1番から10番まで強弱の順番が出来てしまいます。出来るだけサイズを同じにして 弱い者苛めが起きにくくし、数を入れることで餌を競争しながら良く食べるようにします。 600×450×450の水槽に10cmの魚を入れるのであれば5匹程度入れた方が良いでしょう。
5.どの魚が一番良い?
個人の好みもありますが、ポイントは発色、柄、体型、目の大きさや色、調子、呼吸、奇形、気性、価格、サイズetc・・・ 挙げれば切りがありません。
そこでまず、予算や好みで好きな品種を選びます。 次にショップの方にその中でのオススメ個体を数匹選んでもらってから欲しい数だけ購入する。と言う方法が一番良いでしょう。
6.♂♀の判別方法
体が大きくて気が強い、 柄が綺麗に出ている個体も♂の可能性が高いです。また、ひれ先がやや伸び事がありますが僅かであり、 しかも個体差が大きいのであまり当てにはなりません。他にはやや顔つきがキツイです。
♂の逆が♀の特徴です。体がやや小さくて比較的おとなしく、 柄もやや劣る。ヒレ先が伸びる事は無く、顔つきが丸くて柔らかい印象。

つまり、他の魚の様に確実な判別方法はありません。ですが、一緒に生まれた仔を5匹買えば最低でも1ペア出来るので、 ショップの方と相談して選びましょう。

ディスカスの餌について

ディスカスは本来雑食で、自然界では小魚や虫、ミミズなどを食べているらしいです(実際にみた訳ではありませんが)。 以下に代表的な餌を挙げましたが、時間を掛けて慣らせば大抵の物は食べてくれる筈です。

ハンバーグ
ハンバーグ 牛の心臓とエビをミンチにし、各種添加物を入れた冷凍餌です。使用にあたっては溶かしてから細かく砕き与えます。栄養価は非常に高く、 ディスカスの育成には最高の餌ですが、非常に水が汚れるのが難点です。また、色挙げ用や駆虫用の物もあります。(1枚600円位〜)

冷凍赤虫 冷凍赤虫
熱帯魚の餌として一般的な餌でディスカスの好物でもあります。ただ、栄養価がそれほど無い事と、 商品によっては寄生虫の発生や消化不良を招く事もありますので主食としてはあまりオススメできません。(1枚150円位〜)

ディスカスフード ディスカスフード
“ディスカスフード”として市販されている人工飼料です。扱いが簡単で水も汚しませんが、 魚が食べるように慣らさなくてはいけないのが難点です。栄養価はまずまずですが、色挙げ用があるのは便利です。(800円位〜)

生餌 赤ヒレ 沼エビ
ディスカスの餌として一般的ではありませんが、小さいエビや赤ヒレを餌として与える事もあります。 栄養価は高いのでワイルドには効果的でしょう。(1匹10円位〜)

ディスカスの飼育方法 その1

ディスカスは大きければ大きいほど良いとするのが普通です。その為に飼育方法も特殊(右図)で、底砂や水草は基本的に入れません(ベアタンクと呼ぶ飼育方法)。
水温を30〜31℃に設定し、魚の新陳代謝を高め、栄養価の高いハンバーグを1日に数回 与える事で成長を速め、少しでも大型化させます。ろ過装置は上部式やスポンジフィルターが一般的で、 強い水流を作る物は不向きです。というのも自然界では流木や水草の茂みなどに隠れるように生息している為で、 照明もPG−Uなど魚用の蛍光灯1本で十分です。
ハンバーグを与える為に水替えは頻繁に行わなければならず、毎日〜1週間に1回は行います。 また、どうしても水草を入れたいと言う方は小さい植木鉢に水草を植え込んで入れると良いでしょう。

ディスカスの飼育方法 その2

(最初に断っておきますが以下の方法は私の個人的な経験で語っている為、上手くいかない可能性も十分に考えられます。高価な魚の為、クレームなどには一切応じかねますので以下の飼育方法にあたっては個人の責任で行って下さい。)また、いちなまさんのHPでも詳しく紹介されています。
水草水槽でディスカスの飼育”というのはディスカスを飼う人ならば一度は試したい飼育方法だと思います。以前私はカージナルテトラ達と一緒に水草水槽でディスカスを2匹飼育した事があります。約2年飼育しましたが、病気や大きなトラブルありませんでしたので可能ではあると思います。その時の飼育データは以下の通りで、6cmの個体が最終的に11cmまで成長しました。
水槽:ニッソースティングレー106、照明:20W×4灯、ろ過装置:フルーバル203、底砂:サンディーゴールド、混泳魚:カージナルなど約20匹&ヤマトヌマエビ5匹&オトシンクルス5匹、水草:グロッソスティグマ&パールグラス&トニナなど、水温:27℃、ペーハー:7前後、炭酸ガス添加:2秒に1滴、餌:ディスカスフードを1日2回で冷凍赤虫を週に1回、水替え:週1回
飼育にあたって注意した点は以下の通りです。

購入時の注意
普通、お店ではディスカス水槽の水温を30℃程度にして販売しています。この環境に慣れている固体をいきなり水草水槽に入れても絶対に上手くいきませんので 2ヶ月掛けて少しずつ魚を慣らしました。最初は30℃のベアタンクにディスカスとカージナルテトラを入れ、 ハンバーグにディスカスフードを混ぜて与えます。その後、様子を見ながらハンバーグの量を減らし、 水温も週に0、5℃ずつ落とし、27℃でディスカスフードを食べるのを確認してから水草水槽に移しました (余談ですがうちのディスカスはテトラミンやコリドラスフードも食べてました)。水草水槽に移してからはしばらく赤虫を中心で与え、 少しでも早く魚が環境に慣れるようにしました。

大きくなるのをある程度諦める
水温を水草が育成可能な27℃まで落とし、餌は水を汚さないディスカスフードを多めに与えました。 成長速度が遅くなる上、餌の栄養価も低い為に完全に大きくなりませんでしたが痩せる事もありませんでした。 おそらく水温の低下で必要とするエネルギー量が少なくなった為だと思います。

時間を掛けて慣れさせる
水草水槽に入れてから約3ヶ月はほとんど前に出ず、物陰で黒くなってました。餌を与えてもすぐには出てこなかったのですが、 隠れて水槽を見ると餌は食べているのであまり気にせず、慣れてくれるのを待ってました。結局人間に寄ってくるのに半年位かかtりましたが、 水槽の設置場所が扉の近くだったので場所によっては1週間位でも慣れると思います。絶対に上手くいくとは限りませんが、 うちのお客様でエンゼルと一緒に飼育されている方も結構おられますので興味のある方は一度試して見られるのもよいでしょう。

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