各メーカーから色々な商品が出ていますが、水草をしたいならば水草用と書いてある商品の方が絶対に良いです。色や粒の形状は好みで選んでも 構いませんが、個人的にはADAクリスタリーノ、アクアソイルとサモアの サンディーゴールドがオススメです。使用に当たっては米を研ぐ要領で洗いますが最近は“洗ってはいけない砂”や “軽く洗うだけ”の砂もありますので説明書をよく読んでから使用しましょう。
硅砂(けいさ)
中粒で、乳白色の砂です。安価な事である事から以前はよく使用されていましたが、砂の形状がとがっている事、貝殻やサンゴを含んでおり水質を アルカリ性にして しまう事から水草向きとは言えず、最近あまり見かけなくなりました。60cm水槽用ならば 1000円しない価格は魅力ですが、水草を 育成するのであればあまりオススメは出来ません。大磯砂(おおいそずな)
古くから使用されている中粒で、灰色の砂です。価格が安価で、砂の角が丸く、水草の根を傷めないので水草の育成にも昔から重宝されていました。昔から多くの人が 使っている定番品でオールマイティに使用出来ますが、中にはサンゴや貝殻を含む商品がありますので注意が 必要です。それと、中粒の底砂はその内部に汚れが溜まる為、定期的に底砂の清掃を行う必要があります。
ブライトサンド(ADA)
サンゴなどが入っていない硅砂を非常に細かくした砂です。水質に変化を与えないので水草の育成も思ったより良く、白い砂は水槽内が明るく なり良いのですが、時々表面を混ぜないと砂に付着した苔が目立つので注意が必要です。また、粒が非常に小さいので底面ろ過には 使用できません。パールサンド(極細目)
少しピンク色の砂で、粒の大きさによって4種類が発売されています。極細目は見た目にも優しい印象で美しく水草向きですが、荒目は 角が尖っておりあまり水草向きとはいい辛いです。また、似た名前の商品でマスターサンドがありますが、こちらは黒くて角張った砂です。 黒は水槽内が暗くなりがちですが、照明を多めに点けて水草水槽にすると水槽内がビッと締まります。どちらも水質に変化は与えません。
クリスタリーノ(ADA)
明るい茶色をしたセラミック製の砂です。多少角がありますが、比重が軽い為に水草の育成に向いています。値段もそこそこで、水質に 変化を与えない事からポスト大磯砂と言えるでしょう。同社からパンタナルなる商品も発売されていますが、色と粒がやや小さい以外は クリスタリーノと性質は同じです。
サンディーゴールド(サモア)
サラサラとした細かい黒雲母でできた砂です。比重が適度に重く、角も無いので水草やコリドラスには最適だと思います。また、商品説明にもあるように 苔が発生しにくい底砂ってのも珍しいですね。ただ、非常に高価なのが難点で僕も使用していますが購入には かなりの気合を必要としました。
アクアソイル(ADA)
他の商品と違い焼き固めた”土”です。肥料などを含んでおり、水を弱酸性の軟水にするの為に魚や水草の育成は 抜群で、難度の高い水草の育成には欠かせない商品となりました。また、弱酸性を好む魚の繁殖時に使用(薄く敷いたりろ過槽に入れてもOK)すれば 予想以上の効果を上げてくれるでしょう。ただ、土である以上寿命があり、1年〜3年程度で交換しなければなりませんし、手荒に扱うと 粒が崩れて飼育水の白濁を招きます。どちらかと言えば上級者向きの底砂です。
サンゴ砂
その名の通りサンゴを細かく砕いた物です。一見海水魚の雰囲気を醸し出すので店舗でのディスプレイに好まれたりもしますが、水質を アルカリ性の硬水にするので水草の育成には不向きです。アルカリ性を好むアフリカンシクリッドや 淡水フグの育成時に使すると良いでしょう。
水槽内で洗っても良いのですが、少量づつバケツやザルに移して洗った方が結局は早いみたいです。また、大磯砂を酸処理して水草育成に適した物にする方法があります。詳しくはすいらくさんのHPを参考にして下さい。
中〜大粒の砂は底砂の内部に汚れが溜まってしまうので定期的な清掃が欠かせません。水槽内が水草で覆い
尽くされている場合を除いては水替え時に必ず底砂の清掃も行いましょう。やり方は市販の底砂クリーナーを使用(右写真)しますが、
砂を吸い込んでしまう場合はホースを曲げて流量を調節します。
また、小粒の砂やアクアソイルは清掃が困難ですが、底砂の表面に汚れが積もっている事がありますので、水替えの際に
底砂表面を舐めるようにホースで清掃すると良いでしょう。
(詳しくはメンテナンス編を参考にして下さい)