器具編 その6

炭酸ガス添加装置って何?

植物が成長する為には光、栄養、二酸化炭素、水が必要です。水草も同様なのですが、水槽という限られた環境内で二酸化炭素は特に不足 がちになります。魚達が呼吸によって二酸化炭素を排出してはいるのですが、炭酸のジュースを置きっぱなしにすると気が抜けるのと同じでどんどん空気中に 逃げていってしまうからです。
最近は外部式ろ過装置との併用二酸化炭素を水中に溶かす”炭酸ガス添加装置”が普及していますが、 効率良く経済的に使用出来る様、各装置の説明、商品の紹介をここでは紹介します。

各装置の説明及び紹介

各種パーツ紹介図 炭酸ガスボンベ、減圧装置
高圧をかけて液化した二酸化炭素(炭酸ガス)が入っている炭酸ガスボンベ減圧装置(レギュレター)を 取り付け、安全な量だけ出るように調節する仕組となっています。現在、小型で使い捨ての物と大型で再充填が出来る物の2種類が 流通しており、小型の方はセット(右写真、定価22,800円)で販売されており購入し易くなっていますが、90cm以上の水槽であれば 高価な大型ボンベ(ボンベ、レギュレターで2万5千円位〜)の方が再充填が出来る分、長い目で見れば割安になります。

耐圧チューブ、シリコンチューブ
圧力がかかるボンベから逆流防止弁までは耐圧チューブ(1m300円)、そこから先はシリコンチューブ(1m80円)を使用します。

逆流防止弁
添加を行っていない時に水が逆流するのを防ぐ器具です。200円〜発売されていますが安い商品は壊れやすいのでADAなど水草用商品を 発売しているメーカーの物(ADAは600円)を買いましょう。また、寿命は1年程度です。

カウンター
添加量を測る為に必要です。各メーカから発売されていますが安価な商品でも問題無く、調べた限りではデュプラ社の物が2,500円で 一番安いです。

拡散装置
炭酸ガスを水中に溶け込ませる器具で様々な商品が発売されています。下に各種紹介しましたので参考にして下さい。

直結式(ほとんどタダ
直結式 外部式ろ過装置のパイプに炭酸ガスのホースを直結して使用します。添加率がかなり良い上に、水槽外に設置するので景観を損ねず非常に魅力的です。 ただ、メーカーから販売はされていないので自作で作るしかありません。作り方はホースジョイントやコックをシリコンでパイプに 固定した物を外部式ろ過装置の排水パイプに繋ぐだけと簡単ですが水漏れの危険もある為、使用にあたっては各自の責任で行って下さい。
ディフューザー ディフューザー1,300円
シャワーパイプの代わりに取り付けて使用する器具です。添加率も良く、水槽内の景観もあまり損ねない上、価格も割安でオススメの商品 です。ただ、シャワーパイプを外す事によって水流が強くなってしまい、髭状苔が発生しやすくなりますので私はあえて シャワーパイプを取り付けて使用しています。
CO2ストーン COストーン1,600円
KSシステム社から発売されている炭酸ガス用のエアストーンです。普通のストーンよりきめが細かく、シャワーパイプの付近に設置するなどの 工夫によってはかなりの添加率が期待できます。価格も安く使い勝手も良いでが、苔が付着すると目詰まりを起こすので時々 ひっくり返して使用します。
パレングラス4,800円〜
パレングラス 小型ボンベセットに付属している商品でセラミックプレートを通す事によって細かい気泡を作ります。以前は水槽内に設置する この商品が主流でしたが、よくオトシンクルスが頭を突っ込んで死んでいました。。。添加率はまずまずですが、苔が付着すると洗浄が面倒な上、洗浄不可能な 時もあるので最近はちょっと不人気です。
ミキサー14,800円
ミキサー 高価ですが添加率は最高でほぼ100%を誇ります。外部式ろ過装置と水槽の間に取り付けて使用しますが、サイズが大きいので キャビネット内に設置すると良いでしょう。小型水槽では水量もアップするのですが添加量の調整がシビアになるが難点で、主に大型水槽 での使用で高価を最大限に発揮します。
一体型5,200円
ミスティ 逆流防止弁、カウンター、パレングラスが一体型になった商品です。パレングラスだけの交換(1,600円)が出来るので一見良さそうですが パレングラスが目詰まりを起こすとプラスティックの本体が圧力に耐えられず割れてしまう為、注意が必要です。

添加量は?

水草の量や拡散装置によっても違うのですが、60cm水槽でパレングラスを使用している場合は1秒に1滴が基準となります。 添加率が良い直結式やディフューザーを使用している場合はこの半分程度で良いでしょう。
とはいえなかなか分かりづらいので、炭酸ガス添加を開始して3〜4時間後(もちろんライトも照射)に水草が気泡を出し始めたら適量と 思って下さい。最初はなかなか調整が難しいと思いますがすぐ慣れると思います。
それと、添加時間は水草が光合成を行っている時、すなわちライトの照射を行っている時間帯だけにしなければなりません。でないと水槽内が酸欠状態になって大変な事に なってしまいます。留守が多く、確実な添加が出来ない可能性が無い方はタイマーの使用をオススメします。 (各タイマーの紹介はそのうちにします)