メンテナンス編 その2

水替えの必要性

ところでなぜ換水を行わなければならないのかご存知でしょうか?簡単に説明すると魚の糞や残り餌はろ過槽内のバクテリアによって無害な物質に変化するのですが、 変化した最終物質(亜硝酸塩と言う物質)は多少は水草に吸収されるものの、ほとんどが水槽内に蓄積されます。 これが溜まり過ぎると飼育水が極端に酸化し、苔の発生も促されます。よって換水で溜まった物質を排除する為に換水するのです。 「では水草が全て吸収するように魚の数や餌を調整すれば良い」と思われるでしょうが、完全なバランスを保つ為には90cm水槽にネオンテトラ1〜2匹で 換水が全く不要になる(私が以前読んだ本のうる覚えですが)程度なので実際には難しいでしょう。尚、清掃の間隔に幅が有りますが、魚の数や飼育状況などによって 一概に言えないので皆さんも毎日水槽の様子を観察しながら掃除のタイミングを計って下さい。

水換えはどの位の間隔と、換える量は?

さぁ、水槽掃除を始めるか

水質に問題が発生する1歩手前で水替えを行えば特に問題はありません。しかし、水の汚れ具合は目に見えないので、基本的には1〜2週間に1回、 3分の1程度行います。間隔に幅があるのは魚の数や餌の量などによって違うので、水替えした日をカレンダーに記しておき、間隔計って下さい。 目安としては水槽面のあちこちに苔が発生し始めた頃です。
また、水道水には比較的多くの二酸化炭素が含まれており、ライトの点灯直後に換水を行うことによって効率よくこれを利用できます。 さらに1日に1回、極少量の換水(もちろんライト点灯直後)を行うことによっても 多少の効果が現れます。使用済みのペットボトルの上部を切り取り、毎日1杯だけ換水すれば簡単でしかもお金も掛かりませんので是非試してみて下さい。
また、以下に通常の水槽メンテナンス方法を紹介します。使用している器材によって清掃方法が多少変わってきますが、基本的な清掃手順は一緒なのでやりながらコツを掴むと良いでしょう。

1.掃除の前準備高いけどなかなか便利なコンセント
まず最初にヒーター、ろ過装置の電源を抜き、炭酸ガスの添加を止めましょう。外部式ろ過装置を使用している場合は、電源を入れっぱなしでも大丈夫ですが、 上部式の場合はポンプを傷める原因となりますので必ず抜いて下さい。また、ヒーターの電源を抜くのはセンサーの飛び出しによる 異常加熱を防ぐ意味からです。
尚、多少高価ではありますが、右の様なコンセントを使し、各コンセントにラベルを貼っておくと間違いが無く、管理も簡単だと思います。

スクレーパーで擦る 2.水槽面の苔を取る
まず最初に苔を取ります。水槽面の苔はスクレーパー(右写真)やスポンジで清掃します。 スポンジは100円ショップなどで売っている物を熱帯魚用に購入して下さい。
水槽面はもちろんの事、底砂の内部、水槽角(シリコンを剥がさぬ事)、パイプなども綺麗に清掃しましょう。また、石や流木に苔が付着している場合は タワシなどで擦る、ひっくり返して使う、苔食い達に任せるなどの対応を行います。
うっ、藍藻が・・・ 実は今回、水槽角の底砂内部にラン藻が少し発生していました。本来ならば底砂清掃時に吸い出すか、液体の苔防止剤を注入するのですが、今回 底砂がサンディーゴールドと言う清掃不可能な砂であり、また、苔防止剤も無かったのでピンセットでほじくって(緑矢印部) 目立たぬようにしました。砂内部は光が当たらないので一時的な対応としての効果はありますが、今後の経過次第では何かしらの対応が必要である事を肝に銘じておきます。

お菓子ではないので、子供は注意! 3.水草のトリミング、固形肥料
2番の苔清掃との順番が人によっては逆かもしれません、やり易い方でやってみて下さい。
実は1週間ほど前にレイアウトの変更を行ったばっかりだったので、水草のトリミングは不要でした。また、固形肥料を埋め込んでいませんでしたので、 今回は4つ位に割ったテトラクリプトを10cm四方に1かけら埋め込みます。注意点としては必ず 砂中奥深くに埋める事で、浅すぎると肥料成分が水中に溶け出して苔の原因となります。

ろ過槽も清掃 水がこんだけ減ってた 4.ろ過槽の清掃
今回はろ過槽も清掃しました。ろ過槽に関しては他のページにて清掃方法を紹介していますので参考にして下さい。
ろ過槽の清掃に右写真の分だけ水槽の水を使いました。

5.水替え&底砂の清掃
大磯砂などを使用している場合で、底砂の清掃を行う必要がある時は右上の状態から更に水を抜かなければなりません。 60cm水槽など比較的小型の水槽では水を抜き過ぎる場合もありますので、ろ過槽の清掃を行った時には底砂の清掃をある程度妥協して行った方が良いでしょう。 水を抜き過ぎるとバクテリアの損失が激しくて、かえって調子を悪くする可能性もありますのでご注意を!

6.水を入れる
半分〜3分の1程度水を抜いたら、今度は水を入れます。この時、“魚は急激な水質変化に弱い”と言う事を覚えていて下さい。 つまり、冷たい水を一気に水槽内に入れると数日後には白点病が発生なんて事もかなりの確率で考えられます。熱帯魚の場合、 何事も緩やかにが基本です。
なので、ホースで水を入れる際にはゆっくりと入れ、お湯が使えるのであれば手で水温を計りながら水温を調整してあげて下さい。 水しか使用出来ない場合は魚の種類にもよりますが、最低でも10〜15分程度は時間を掛けて入れてあげた方が安心です。 その間に清掃した外部式ろ過装置を取り付けたり、周りをサッと片付けたり、水面のゴミを掬ったりすれば作業時間が短縮できます。
また、縁のある水槽は必ず縁で水面が隠れるまで水を入れましょう。縁より下に水面があると見た目にも美しくない上に、 長期間の使用で水道の不純物が水面に付着して汚くなってしまいます。
最後にカルキ抜きや液体肥料を必要に応じて入れます。

7.電源を入れ、周りの清掃
最後に電源を入れ、水槽面やライトなどを拭き上げます。電源を入れ忘れると折角清掃した意味が無くなってしまうので 絶対に確認を怠らぬ様にして下さい。また、水槽面に付着した水滴は乾燥すると跡になりますので、柔らかい布などで拭きましょう。 また、今回外部式ろ過装置をお風呂場で清掃したので忘れずに風呂場も清掃します。そうしないと、雷が・・・

砂も洗わなくてはいけませんか?

底砂の清掃 今回はサンディーゴールド使用水槽だったので、底砂の清掃は行いませんでした。
大磯砂などの粒が大きい砂は底砂の中に老廃物が溜まっていますので排水と同時に吸い出して清掃した方が良いでしょう (沢山の水草が植えてある場合は植えてない部分だけでもOK)。清掃の度に砂を全て出す方がいらっしゃいますが、その必要はありません。 市販の砂利クリーナーなどを利用して定期的に清掃して下さい。1ヶ月も清掃を行わないと以外に汚れていますが、 この時に汚れの色が餌の色であったならば、餌が少し多いかもしれません。ベストの状態では通常黒い色になるはずですので、参考にして下さい。
一応、メンテナンス編その4と7でも紹介してあります.