メンテナンス編 その4

たまたま水槽の大掃除を行う機会があったので紹介します。全てこの方法で良いとは思えませんが、何か参考になる事があればと思っています。 また、底砂交換の際にも同様の方法で対応できると思います。

1.清掃前

清掃前 これが問題の60cm水槽です。10日程前にはほとんど水草が入っておらず、苔が爆発し始めの状態でした。 入荷直後で痩せているオトシンネグロがいましたので、彼らを入れて太らせようと思っていたのですが、誰かが勝手に水草をバンバン植えてしまい(オトシンは別の水槽に移動されていた・・・)、挙句この様です。 水槽全体にアオミドロ類とケイ藻類が爆発的に発生しており、正直いちからやり直そうかとも思ったのですが、ホームページの資料になればと大掃除を行いました。

2.飼育水のキープ

飼育水のキープ 大掃除といちからやり直すの違いは”清掃直後に魚を入れられるか?”と言うだけで清掃方法はほとんど同じです。今回は一応大掃除と銘打っているのでまずは飼育水のキープを行います(右写真)。 今回水槽に魚は入っていませんでしたので市販のポリタンク(ポリタンクが無い時はビニール袋やバケツ数個など各自代用品を探して下さい)とバケツに飼育水を入れておきます。 魚がいる場合はまだ魚を掬ってはいけません
尚、水槽の水量に対して最低3分の1はキープしますが、今回の60cm水槽の水量は57リットルなので1タンクとバケツ1杯を使用しました。 それと、作業が長時間かかりそうな場合はエアポンプでエアレーションをし、魚やバクテリアが酸欠で死なないようにしておきましょう。
また、ホースの先に上部式ろ過装置の吸水部分を付ける事によってゴミや魚を吸わないようにし、さらにキスゴム(100円位で売っています)を使用するとホースが固定できて安全に作業が出来ます。

3.ろ材と魚、水草の一時保管

ろ材と水草 今回、ろ過装置は外部式ろ過装置を使用していますが、ろ過装置の電源を抜いて取り外し、バケツにキープした水でろ材を洗浄します(ろ過槽自体の清掃方法はメンテナンス編その3をご覧下さい)。 洗浄したろ材は飼育水ごと保管して(右写真)おきます。
ここで初めて魚と水草を取り出します。この順番で行わないと網で水を撹拌してしまい、せっかくキープする水に苔が入り込んでしまうので注意しましょう!! 尚、バケツが1つしかない時は先程のろ材をビニール袋にでも移し、バケツに新しく飼育水を入れてから掬った魚をバケツに入れます。 水草は乾燥しないように保管しますが、今回はバケツ(水は水道水でOKです)に入れ、乾燥防止の為に濡れたキッチンペーパーを被せました(写真中央)。 以上、作業開始から30分位経過しました。

4.水槽面の清掃

水槽面清掃 魚や水草を取り出したらいよいよ水槽の清掃に取り掛かります。まず、水槽面の苔をきれいに取ります。 取る道具としてはスポンジでも良いですが硬い苔は取りにくいので、白くて苔の発生場所が良く見えるスクレーパー(右写真)やレンタルビデオのカード、テレカなどが使いやすいです。 各自使いやすい物を探してみましょう。また、水槽面で意外と汚れているのが底砂に接している所です。 水槽前面だけでなく四方全てを出来る限りきれいにしましょう。
以上、作業開始から40分位経過しました。

5.底砂の清掃

底砂清掃 底砂の清掃には市販の底砂クリーナーを使用しましょう。水槽内で洗ったり、バケツに移してから洗っても良いのですが、こちらの方が簡単で確実です。 ホースが2本あれば水を入れながら清掃出来ますが、1本しか無い時は”水を入れる”、”水を入れながら底砂を洗う"を数回繰り返します。
尚、ホースクリーナーは水作(右写真、定価1100円)かプロホースが使いやすいと思います。水槽のサイズに合わせて使いやすい物を探しましょう。

6.ホースの持ち方

ホースの持ち方 底砂クリーナーの使い方で難しいのが”水の吸い出し方”と”水流の調整”です。”水の吸出し”は排水側ホースを口で吸うと簡単に出来ます。汚いと思われる方は人差し指と親指で輪を作り、口に当てて吸うと良いです。 また、”水流の調整”はホースを右写真のように持ち、砂が吸われそうになったら折り曲げて(カーソルを右写真上に持っていくと写真が変わります)調整します。 水作内の状態が上の写真の(底砂が吸われない)様な感じになるように水を抜くと効率が良いです。最初は上手く出来ませんので排水口のホースに網を掛けて吸い込んだ砂を受け止めるようにしましょう。 何回か練習すると上手に出来るようになります。

7.作業終了

作業終了 底砂清掃が終わったら各器材を設置し、水を入れます。ポリタンクにキープしていた水を水槽に入れ、残りは水道水を入れますが、魚を入れる場合はお湯を入れて温度を作業前と同温度にしてあげる事で病気の発生を抑えられます。 尚、水を入れる時は底砂が巻き上がらないように注意しますが、大きなビニール袋を水槽内に広げ、その上に水を入れるようにすると良いでしょう。
また、水草は水道水で洗浄(汚れがひどい場合は捨てましょう)し、植え込みます。今回、この時点で他の仕事が入ってしまいましたので植え込みは行えませんでした。。。