水草編 その1

水草は入れた方が良いのでしょうか?

正直な所、水草は絶対に必要なもんのではありません。ただ、自然界が食物連鎖によって成り立っている事を考えるとあった方が良いのも確かです。実際、水草を入れる事で水中の有機物の量が減少し、水質の浄化や苔の発生減少など、多少なりとも効果はあるはずです。まぁ、好みの問題ではありますがやはりあった方が癒しの効果も高いのではないでしょうか?

水草の育成に必要な条件は?

1.水質
軟水器アクアソイル水草のほとんどがアマゾン原産の為、アマゾン川の水質(弱酸性の軟水)に合わせた方が成長は良いです。軟水とは水中のマグネシウムやカルシウム塩の量が少ない事を意味し、通常”硬度”と言う値で表します。お店で試薬を販売していますが、1度計れば必要ないので近くの熱帯魚店で硬度を測ってもらうか、自宅近辺の硬度を教えてもらうと良いでしょう。ちなみに硬度が3〜7程度であれば問題ないと思います。
硬度の調整に関しては軟水器(8千円程度〜)を使用しますが非常に面倒な装置の為にあまりお勧めはしません。ADAの底砂”アクアソイル”を利用した方が簡単です。また、ペーハーに関しては7、5以下であれば問題無いと思いますが、炭酸ガスの添加によっても変化しますし、市販のペーハー降下剤を使用しても簡単に下げられますので極端に高くなければ気にしなくても良いでしょう。
2.二酸化炭素
炭酸ガス添加装置セット養分を光合成によって生成する為に二酸化炭素は欠かせません。水草の種類によって必要量が違うのですが、一般に陽性植物ほど量は多く必要です。上部式ろ過装置など水面を波立てる装置があると二酸化炭素は逃げて(コーラやビールをかき混ぜた時を想像して下さい)しまうので種類によっては外部式や炭酸ガス添加装置の使用が必要になります。
3.光
光と栄養の要求量右の表を参考にしてもらうと分かるように水草の種類によって必要とする光量が違います。基本的には明るい方がどの水草も成長が良いのですが、明るすぎると苔の発生も招きますので種類に合った適度な光量にしましょう。また、点灯時間は1日に8〜10時間が適当です。
4.肥料
種類によって養分の吸収方法が違います。葉からの吸収であれば液体肥料、根からの吸収であれば固形肥料を使用するのですが、陰性植物の場合は肥料の吸収が遅い為、肥料は微量にしましょう。入れすぎると苔の大発生を招きますので、水槽セット初期や慣れないうちは規定量より少なく使用したほうが良いです。ECAお店には多くの肥料が発売されていますが、炭酸ガスの添加を行っていない装置の場合は使用しないか、使用するにしても底砂に埋めて使用する固形肥料が有効です。中でもマルチボトム(ADA)は土中でゆっくり解け、3ヶ月〜半年は効果が持続するので最適です。 添加を行っている場合は肥料を多く必要とする陽性植物を使用することが多く、これらは肥料不足になると白化現象が発生するので固形肥料の他に液体肥料を使用します。液体肥料はブラィティK(ADA、¥2,500)とECA(ADA、¥2,400)、グリーンブライティ(ADA、¥2500)の3つ、固形肥料はテトラクリプト(テトラ、¥600〜)があれば十分だと思いますが、肥料が多すぎると苔が爆発的に発生しますので様子を見ながら控えめに使用しましょう。
5.底砂
ステップシリーズブライティK根から養分を吸収する水草にとって底砂は非常に重要です。角が丸くて比重が軽く通水性の良い物、水質を悪化(アルカリ性に変化)させない物、を選びましょう。現在多くの底砂が販売されていますが、水草用と書いてあれば大抵の商品は大丈夫でしょう。詳しくは器具編その5を参照下さい。

上部式ろ過装置&2灯式蛍光灯について

NAランプこの組み合わせはどう考えても水草の育成が難しいです。ですが、ちょっとした事の積み重ねによっては結構満足の行く水草水槽が出来る可能性も持ってはいますので少しばかりですがヒントや水草の品種などを紹介したいと思います。

反射板器具の見直し&拡張
照明の効果を最大限に利用する為、反射板(写真左)や水草用蛍光灯(写真右)を利用しましょう。特に蛍光灯は全て水草育成用(PG−5、NAランプなど)の物に交換して少しでも光量を稼ぎ、1年が経ったら必ず交換します。蛍光灯に油性マジックで交換した日を書いておくと忘れないと思います。
また、水槽を設置する場所は直射日光が当たらず、なるべく明るい所が良く、可能であればバックスクリーンも外してして少しでも水槽内が明るくなるようにしましょう。
ウォーターウィズテリア水草の種類
ここに挙げた水草は上部+2灯式でも育成可能な種類です。
この他にもアヌビアス種やウィローモスの仲間など多くの種類がありますが、底砂や設置場所によっても違いますのでまずは1本だけ購入して各種育成が可能かどうか確認し、OKな種類だけを育成した方が良いでしょう。
水草の植え方
後方はあまり光があたらない為、後ろ5cmは水草を植えないようにします。本来なら後方に背の高い水草を植えると綺麗に見えるのですが、あまり背の高い水草は光量不足によって枯れてしまうので注意しましょう。
固形肥料肥料について
上部式ろ過装置を使用している環境ではでは水草育成に必要な光量、二酸化炭素が不足がちな為、肥料の必要量も少なくなっています。基本的に肥料の使用は止めた方が良く、使用するにしても固形肥料が良いでしょう。