水草編 その2(テクニック集)
上手なレイアウトの作成方法(真似は駄目?)
雑誌や店頭には様々なレイアウト水槽が展示してあります。コンテストにでも出展しない限りは、ジャンジャン真似しましょう。
だた、レイアウトには下に紹介している幾つかの手法が使われている事が多く、それらを確認しながら真似する事で自分自身のセンスを磨く事も大切です。
また、水草レイアウトをする時に流木や飾り岩が使われますが、それぞれの注意点やレイアウトのコツなどを下記にまとめました。
僕自身、レイアウトはとても苦手なので偉そうな事は言えませんが、一応有名な法則ばかりなので参考にはなると思います。
流木、飾り岩を使いたい!
流木や飾り岩は古くから水草レイアウトに使用されてきました。使用にあたっては下記の点に注意し、場合によってはアウトドアで探してきても良いでしょう。
尚、流木購入時には念の為、お店の人にアク抜きの必要があるか聞いてから購入しましょう。
アク抜きの方法は“鍋で数時間グツグツ煮る”が理想ですが、不可能であればバケツなどに流木を入れ、熱湯を入れる作業を毎日1週間から1ヶ月行う事でかなり抜ける筈です。
ただ、完全にアクを抜くのは困難なのである程度で妥協しましょう。
- 1.流木は十分に乾燥している物を使用する。
- 生木を使うとアクや老廃物が染み出し、どえらい事になります。
- 2.流木を2本以上使用する時は同じ種類を使用する。
- 違う種類を使用すると違和感を感じます。
- 3.流木は十分にアクを抜いてから使用する。
- 最近はアク抜き処理をして販売されている物もあります。
- 4.大きな流木1本より、小さな流木数本を使用する。
- レイアウトに融通が利きますので、使用しやすいです。
- 5.飾り岩は貝殻や石灰質を含まない物を使用する。
- 水質をアルカリ性にしてしまい、水草の生長を妨げます。
- 6.飾り岩を数個使用する場合は同じ種類を使用する。
- 違う種類を使用すると違和感を感じます。
三角構図
三角構図とはレイアウトのアウトライン(水草の茂みなどの大まかな固まり)を三角形にする事で、安定感を出します。
下のイラストは水槽正面からの物(緑が水草)ですが、上から見た時も同様になっている事が望ましいです。代表的な3タイプを紹介します。
その1(片山型)
- 片側に茂みを作り、反対側に行くにしたがってボリュームを少なくして行きます。外部式ろ過装置のパイプなどを隠す事が出来るので見た目にもスッキリして非常に綺麗で、初心者にオススメです。
- その2(凸型)
中央に茂みを作り、両端に行くにしたがってボリュームを少なくします。中央に茂みを持ってくる事で安定感と迫力が一段と増しますが、中央部の魚の遊泳スペースが狭くなる事には注意が必要です。
その3(凹型)
- 両端に茂みを作り、中央部分に行くにしたがってボリュームを少なくします。三角形が2個出来ますが、違う水草を使用したりする事でメリハリを与えやすく、中央に魚の遊泳スペースが出来るので華やかです。
その他
- 遠近法!
- 絵画や写真などでお馴染みの遠近法も使用されています。背の高い水草を後方に、背の低い水草を前面に植える事で迫力を増す事が出来ます。但し,上部式ろ過装置を使用している場合は後方が暗い為、後ろ5cm程度は水草を植えないようにしましょう。
黄金比!
- 黄金比とは太古の時代から建物の建設などに使用されている比率で縦横が 1 : 1.618 となっています。規格品の60cm水槽もこの黄金比を使用しています。確かにこの比率を利用してレイアウトを作成すると同じ三角構図でも全く与える印象が違います。慣れないうちは定規を利用して三角構図を作りましょう。
- 三尊石組(さんそんいしぐみ)!
-

石を直線状に
配置してはいけない |

石を二等辺三角形に
配置してはいけない |

一方に寄せすぎて
配置してはいけない |

左右の配置が対称に
なってはいけない |
 |
アクアデザインアマノが紹介した石組の方法です。日本庭園をヒントに編み出された物ですが、庭園と違い流水の中での景色を表現するのでほとんどがオリジナルの手法です。
右上の4つは水槽を上から覗き込んだ時のイラストで、一般には良くないとされている例です。どれも幾何学的で不自然な印象を受ける配置になっています。
また、下の1つが水槽を前面から見た図で、三尊石組の例です。
石組水景では3つの石が基本で、一番大きく中心となる”親石”と、その脇に配置される”副石”、”添石”から構成されています。それぞれの石の大きさは 3 : 2 : 1.6 で、左図のような感じで配置しますが、水槽のサイズによってはこれらを2組(三角構図その3のパターンで)配置したりもします。また、これらの側に小さな石を添える時は5個、7個と言った具合に奇数個になる方が良い様です。

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