トラブル編 その2
油膜とは?
水面に発生する油の膜で、発生している水面を下から覗くとよく分かります(右写真)。
魚や水草に直接害は無いですが、鏡面作用による乱反射で光の透過率が落ちて水槽内が暗くなったり、
油膜によるろ過能力の低下、そして何より見た目が悪いので発生は避けたいですね。
発生原因は主に2つ考えられます。
- 1.バクテリアのバランスが崩れている
- 理由1で外部からの進入ルートを書きましたが、それ以外にも餌や魚の糞、水草の枯葉からも脂肪分が発生して油膜の原因となります。通常は空気を好む”好気性バクテリア”が油膜&原因となる物質を分解してくれるのですが、空気を嫌う”嫌気性バクテリア”が多く発生すると油膜が分解されずに残ってしまいます。また、絶対的なろ過能力不足やろ過槽の汚れ過ぎによって油膜が残ってしまう事もありますので注意しましょう。
- 2.外部から油膜の原因となる物質が入った
- 意外と多いのが外部からの進入です。餌を与える手に油が付いていたり、空気中に油膜の原因となる物質を多く含んでいる可能性があります。餌を与える時は石鹸で手を洗い、油を落としてから与えます。また、焼肉やヘアスプレーを使用する際には窓を開けるなどして換気を良くした方が良いでしょう。特に私の経験上、タバコを吸う方の水槽の方が油膜が発生しやすいように感じます。手に付くニコチンなどが原因かも知れませんので、注意してみて下さい。
防止、対策方法は?
嫌気性バクテリアの発生を抑える事がポイントです。
一番効果が高いのはエアポンプの使用で、大抵はこれだけで治ります。
水草水槽の場合は炭酸ガスが逃げないよう、添加を行っていない蛍光灯消灯時のみエアレーションを行って下さい。
また、嫌気性バクテリアが発生しにくくなる様、シャワーパイプの向きを右図の様にして少しだけ水面を波立たせるようにするのも効果的です。
その他の対策としては、キッチンペーパーで油膜を吸い取る方法やブラックモーリー(下写真)
に食べさせる方法もあります。ブラックモーリーは60cm水槽に1匹入れれば十分ですが、ペアを入れると子供が簡単に生まれるので楽しいですよ。

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油膜について